全寮制のセント・セシリア高校。校長でもある神父の言葉が響く教会でのミサ。卒業を間近に控えた生徒たちが祈りを捧げる。
平凡な生徒ピーターにはある秘密があった。
それは、学校一の人気者であるジェイソンという同性の恋人がいることだった。
いつかは自らを―bare―さらけ出し、愛し合いたい。ピーターはそう願っていた。

卒業公演「ロミオとジュリエット」のオーディションが行われ、シスター・シャンテルは厳しく生徒たちを審査していく。ロミオにはジェイソンが、ジュリエットには美しい容姿を持つアイヴィが決まる。ジェイソンの双子の妹ナディアは乳母役に選ばれ、デブである自分の体形を皮肉たっぷりに語り、いつもジェイソンの二番手であるマットは、主役にはなれずティボルトを演じることとなった。
ピーターとの関係を隠し優等生を演じ続けるジェイソン。
その一方で、母クレアにも打ち開けられぬ秘密を抱えるピーター。その見た目ばかりに注目されるアイヴィ。皮肉と自虐を繰り返すナディア。本当は一番になることを願うマット。そして、他の生徒たちもまた、大人や学校から求められた役柄と自らが探し求めるアイデンティティの間で葛藤するのだった。

その夜、ドラッグディーラーのルーカスによって、学校の規範を外れたレイブパーティーが開かれる。酒やドラッグを手にすれば、本当の「自分」をさらけ出すことが出来る―
生徒たちは、次の日のことも考えずにトリップしてゆく。もっとオープンになりたいピーターは皆の前でジェイソンにキスをしようとするが、現実は甘くないとジェイソンはそれに応じない。二人は誰にも見られぬよう密かにキスを交わす。だが、その姿をマットに見られていた。

いくら手を伸ばしても、得られぬ赦しの実感。
厳格なる神父に救いを求める声は、ただその傍らを通り過ぎてゆく。

秘かに想いをよせるアイヴィのためにマットが計画した誕生日サプライズは、ナディアによって酒やドラッグが入った乱痴気パーティーとなる。酔っぱらったアイヴィとドラッグの力を借りたピーターはジェイソンへの想いをぶつけるが、自身のイメージを守るためにジェイソンはアイヴィを選ぶ。そして二人は、静かに唇を重ねるのだった。

次の日のリハーサル、マットによってその秘密が暴かれる。
一緒にカミングアウトしようとピーターはジェイソンに懇願するが、まだ自分を偽り続けるジェイソン。そんな彼の元へアイヴィが訪れ、更に進んだ関係を求める。
ピーターがジェイソンを恋しく想い、マットがアイヴィに恋い焦がれ、ナディアが自分の存在に気づいてもらえるのをひたすら待つ間、ジェイソンはアイヴィと一線を越える。
これでよかったのだと自分に言い聞かせながら――

BARE
Book by JON HARTMERE and DAMON INTRABARTOLO Music by DAMON INTRABARTOLO Lyrics by JON HARTMERE

"bare" received its world premiere staging at the Hudson Mainstage Theater, Hollywood, California on October 14,2000. Produced by God Help! Productions (Danny Feldman, Eric Anderson, Daniel A. Miles, Damon Intrabartolo & Kristin Hanggi), John Ottman & Donnie Land. Directed by Kristin Hanggi. Original Los Angeles concert reading directed by Mischa Pfister in June, 1999.